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鳥取では、ズワイガニのオスを松葉ガニ、メスをセコガニ、親ガニ、子持ちなどと呼びます。
セコガニは、甲羅を開けた中にある内子（卵巣）、お腹に抱えている外子（卵）、カニみそ、繊細な脚の身と、4つの旨味が楽しめるたいへん美味しいカニです。漁期が非常に短く、オスの松葉ガニが約5ヶ月であるのに対し、メスのセコガニは、約２ヶ月しか獲ることができないたいへん貴重なカニです。

セコガニの茹で方

  1. 活きたカニの場合は、約20分真水に入れて動かなくなってから茹でます。

    活きたまま茹でると足が外れてしまいます。

  2. 鍋に海水よりやや薄い程度の塩を加え沸騰させます。(塩加減はお好みで)

  3. カニを水洗いした後、甲羅を下にして鍋に入れ、カニが動かないように落し蓋又は重石をします。

  4. 再沸騰したら、吹きこぼれに注意しアクを取りながら、約15～18分(カニの大きさに合わせて)茹でます。

  5. 茹であがりましたら、ザル等に上げ、流水でさっと洗えば出来上がりです。

    内子、外子、カニみそ、カニの身を取り出してお召し上がり下さい。

    御飯の上にのせると、たいへん贅沢な丼ぶりになります。

セコガニのお味噌汁

  1. セコガニをタワシ等で洗って甲羅ごと縦半分に切り、水の入った鍋に入れて火にかけます。

  2. 沸騰したら短冊に切った大根を入れます。

  3. アクをこまめに取りながら、大根が煮えたら少量のだしの素、お酒、お味噌を入れて仕上げます。

    カニからいいダシが出て、冬の食卓に最高の味わいです。

カニ飯

  1. セコガニをタワシ等で洗って甲羅ごと縦半分に切ります。

  2. 炊飯器に洗った米を入れ、少量の醤油・酒・みりん、塩少々を入れ通常どおり炊きます。

  3. 炊き上がった後、15分ぐらい蒸らします。

  4. 内子、外子、カニみそ、カニの身を取り出し、御飯と混ぜてお召し上がり下さい。